ここでは、「アンブローシア戦史」で使ったシナリオ上の簡単なテクニックを説明します。
何かのお役に立てましたら幸いです。
1.エセ鳥瞰図マップの描き方 ⇒
2.初期外交定義の組み合わせ
有志のみなさんがまとめた(私は補足だけ)Wikiページ、『外交設定の初歩』を参照下さい。
場所は次の通り。
戦国史ばんざい倶楽部⇒みみずWiki⇒共同作業の勧め⇒外交設定の初歩
3.架空設定とダイスの目 ⇒
awakの戦国史シナリオ工房:本文中で触れた架空武将ジェネレーター作者、awakさんのページ。
源平合戦、欧州物などのシナリオも公開されています。
馬惇の戦国史の馬惇さんがcgiに組んでくれました。
4.今のところのシナリオエディタ(予定) ⇒
現状、お二人の有志の方がシナリオエディタを公開していますが、残念ながら完全なものではありません。
(戦国史本体が更新を重ねてきたものだからこれは仕方ないこと)
しかし、実装済みの機能は便利です。S-tinさんのエディタでは経路設定や画面表示、はたさんのエディタ
ではエラーチェック機能とエディット中のデータソート機能は重宝しています。
ということで、266年開始シナリオの改変・追加部分にどう使ったかを簡単にまとめます。
<追記>
本家シェアベータテスト版リリースにより、新版対応とはいえ本家シナリオエディタ類が出てしまったので、この項目は追記という形で簡単に記すこととする。
お二人が製作された有志版エディタで私が重宝した機能は、既に上述した通りである。
なにぶんテキストエディタでのシナリオ製作に慣れてしまっているため、以下のテキストは初めてシナリオを作ろうという方々に対する指針とはなり得ないと思われる。その点ご了承されたし。
では、GtEシナリオで用いた手順を述べていくこととする。
・マップ再配置・追加
マップ範囲が拡大したGtEシナリオでは、テキストエディタで拠点の再配置・追加をするのは可能ではあるが、エディタ上でドラッグできるS-tinさんのエディタ機能を使わない手は無い。拠点もポイント同士を繋げればいいのだから、テキストエディタのみで作業すると度々起こす経路エラーも出にくい。
ただし、S-tinさんのエディタでは追加した拠点は通しIDが任意に付くため、後の作業との兼ね合いから、拠点追加のみははたさんのエディタを使った。こちらはエディタ上でID設定ができるためである。
・データ変更
GtEシナリオは元シナリオの約十年後の設定であるため、その間の変化を反映させねばならない。例えばこの時点で逝去している武将はデータから削除する必要がある。
この作業については、データ類ごとに編集しソート機能もあるはたさんのエディタを活用した。残る武将たちのデータを(成長・衰えに合わせ)変更する際にもソート機能は便利である。
・問題点
双方のエディタとも製作途上であるため、全ての作業はできない。例えばはたさんのエディタでは大雨の発生率が読み込まれず、編集後上書きすると既に設定済みだったデータがあった場合それが飛んでしまう。
また、双方それぞれデータの出力方法が異なるため、一方のエディタで読み書き出力、それをもう一方で…といった作業を続けるといちいちデータ構造(いわゆる並び順)が変わってしまう。
アンブローシアシナリオは、拠点(城)データの並びが武将の退却に対しなるべく中央に移動するよう並べてあるため、例えば国ID順に並び替えられてしまっては困る。
もう一つ。双方のエディタとも、画面に表示するマップ画像はbmpでゲーム本体での表示サイズに合わせたものを用いる。これをS-tinさんのエディタで拡大表示するとかなり荒いものとなってしまう。結果、ドラッグ移動は大変便利なのだが、微調整は改めてやり直すことにもなる(全部ではないが)。
・で、どうしたかというと
作業用のシナリオファイルを用意することにした。
データ改変はエディタ上で行い、それぞれの改変データ部分を本シナリオにコピー&ペーストで書き加える。少々面倒ではあるが、書き替えられては困る部分は保守することができる。
つまるところ、いいとこ取りというわけである。上記の初めての方に云々というのはこういうことであり、テキストデータの意味は一通り把握しなくてはならないため、ちょっと試しにいじってみようという場合には向かないのである。